皆さんはインクジェットプリンタの弱点をご存知でしょうか?
インク代?速度?耐水性?
いえいえ、インクジェットの致命的弱点とは白が印刷できない事、ですよ。
もちろん普通なら白を印刷する必要なんか皆無に近いのですが、これが模型作りやRCのボディに活用するとなると致命的で印刷でカバーできる事がかなり減ります。
透明のシールにカラーを印刷しても貼る下地が濃い色や暗色だと影響を受けて発色が悪くなったり見えなかったりしますし、白い文字のシールとかは作れません。
そこで手軽に白印刷を実現する手段として浮上してきたのがテプラに代表されるラベルシール・プリンタです。
従来の小さなキーボードから文字を入力するタイプだと任意のロゴを作るのは難しかったのですが、PCに繋いで専用のソフトでラベルを作る方式の物は画像データとして自由にロゴを作る事が出来ます。
で、かなり昔になりますが購入して活用してたのがコレ。カシオのKL-E20です。
今回のタミグラで使ったマクラーレンセナのボディにも数年ぶりに使おうと思ってました。が!
18mmテープの14mm程度なら問題なかったのですが幅いっぱいに印刷しようとすると、そこだけ縞のような模様が入り、とても使えませんでした。
なのでMセナのボディは結局使えず、他の方法で工夫してHarrodsのロゴとか再現したわけですが、これから先のボディ制作を考えると代替機が欲しい。でちょうどACアダプタ無しの4台セットのジャンクで出てたKL-E300を格安で手に入れました!
既に生産停止で今年の内にはカタログ落ちしそうですが、今のところは載ってる現行機種です!
ACアダプタ無し動作未確認でしたが、汎用の19Vアダプタを繋げば普通に動作しました。
やったね(・∀・)
E20の接続端子がUSB-Bなのに対してE300はMicroUSBでしかもWi-Fi接続も可能です。
そのWi-Fiも最初に繋ぐまではコントロールパネル開いて設定を弄ったり面倒くさかったんですが、繋がってしまえば後は電源さえ入れば、ネットワーク上のどのPCからでも印刷出来てスマホからも印刷可能です。
わざわざPCと有線で繋がなくていいので、適当な場所に置いてても使えます。
しかし、DC入力が19Vと電圧が高く使えそうなジャンクを探してみたけど、どれもデカくてちょっと邪魔。
そこで新たなパーツを買ってみました。
USB-CのPD出力から19Vを取り出し5.5mmのDCジャックに変換するアダプタです。
基本的にDCジャックしか電源入力の無いノートPCをPDアダプタで動かすモノですが、今回のE300にも使えると思い買ってみました。
テストした結果大成功!デカいACアダプタではなく小型の18WクラスのPDアダプタで十分動作しました。
PD出力のモバイルバッテリーでも動作します。
印刷解像度はE20とE300は同じ200dpiでしか無いけど、少し綺麗な気がします。
この辺はソフトの差なのかもしれませんが。
ともあれ次のタミグラ用ボディを作る際にも活躍してくれそうで大助かりでありがたい新兵器の話でした。
追記)E20は18mmまででE300は24mmテープまで使えます。
24mm幅を印刷できればかなり助かるので喜んでたら、24mmテープでも18mmまでしか印刷出来ないという事実が発覚!
意味ないじゃん(´・ω・`)